30代アスペルガー症候群当事者の自分でできるおすすめ心理療法レシピ集

アスペルガー症候群のライターが書くブログ(ASD/自閉スペクトラム症/発達障害)/30代男性 ・大うつ病/適応障害を複数回克服。ノウハウ的な情報発信はこちらで。https://oinari.work/

自己否定を少なくし、自己肯定を劇的に増やすには

もし、あなたが自己肯定感を増やしたいと思ったら、どうするでしょうか?かつての僕だったら、自己肯定感につながるワークと言いながら、願望を紙に書き出したりしていました。

その結果、僕は、うつ病になったり、精神病んだりして十年ほど思ったように成果が上がらない人生を送ってきました。でも、今考えると当然かなと思えます。

なぜか? 実はこの段階で、願望を紙に書き出すと願望が頭に入ってこないのです。
自己否定が頭を大量に支配しているため、自己肯定や願望を入れようとしても、うまく入ってきません。

そこで何が必要かというと、頭の中にある考えのうち、大半を占めている自動思考を見つけ、気づくことがまず大切なのです。

私たちは、外見上、いつも違うことを考えているように見えますが、うつ病や精神的な病気になったことがある人ならわかるように、同じ考えがぐるぐる何度でも回っていることが多いのです。

特に、自己否定の感情は、現実的な要素で判断しがちな自己肯定よりもハードルが低いので、自己否定の方がしやすい。なので、自己肯定よりもどんどん早く思考を支配していき、自動思考として回っていく。

 

自己否定の自動思考に取り憑かれると、どんどん自己否定の悪循環に陥ってしまうのです。さらにタチが悪い点は、自己否定を自己否定すると、更なる自己否定に繋がり、どんどん悪化していくのです。

かといって、自己肯定しようと思っても、自己肯定する方法やノウハウがすぐに思いつくわけでもなく、自己否定の感情を抱えたまま、自己肯定していくことになります。
そうなると、潜在意識と相反するだけでなく、本当のところは、自己否定しているわけですから、結局、自己否定してしまうわけです。

 


私はこれを自己否定の沼と呼んでいます。

 

 

では、沼に落ちたら最後なのでしょうか?
沼の深さや落ちた時の対処法を知るよりも、沼に落ちないようにする方法を身につけたほうが手っ取り早いことに気づきました。

その見つけ出した方法を、私は「自動思考発見法」と名付け、現在公開しています。

↓それがこちら

oinari.work

ノートやパソコンにに書き出すというやり方は、結構あると思いますが、自分で気持ちよさを実感しない限り、なかなか長続きしません。
その辺りも工夫して、作りました。

では、どうすれば長続きするか?

まず、頭の中を一回、出し切ります。出し切る期間は、1日でも1週間でも構いません。
ただ、出し切っている間に、同じことを繰り返し考えているはずです。それが何かをはっきりさせることが大事なのです。

自分の考えていることや感情をノートで表に出すことに、間違いは一切ありません。また、人に見せて公開するものでも無いので、好きなように好きな量、自分が納得するまで書いてもいいと思います。私の経験では、1週間程度で大体同じ考えや自己否定に近い思考が出てきます。

1年やっても、何年やっても構いませんが、主な目的は、自動思考の発見ですので、次のステップに進める量ができたら進んでしまって構いません。その中には、必ず自己否定の感情や考え方が出てくると思います。出てきた時に、このリストがあれば、「もうリストに書いてある自動思考だ」と認識できるわけです。

では、自動思考を減らすにはどうすればいいのか?

 

それについては次回。

 

asd-boy.hateblo.jp