30代アスペルガー症候群当事者の自分でできるおすすめ心理療法レシピ集

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アスペルガー症候群の長所について(後編)と特有の悩みについて

こんにちは。丸井です。

前回は、アスペルガー症候群の長所の捉え方について
紹介しました。

 

本日は、長所について書きたいと思います。
まとめると、

アスペルガー症候群の人が、定型発達の人の環境の中で
長所を探すのは、本を読むだけでは情報不足で、世界中で
日本人の長所を見つける位アバウト。

アスペルガー症候群という視点で探すことも大事だけど
それくらい探すのが大変なので、それを自覚してから
仕事の対象を変えるように視点を変えていく方が、まだ簡単だ

という話をしました・・・と言われても、やはり長所を知りたいところです。

前回では、定型発達でアスペルガー専門のプロのカウンセラーでないと厳しいという話をしましたが、よくある発達障害本に書いてある精神科医とは違い、定型発達の方で、アスペルガー症候群のカウンセリングを専門的に行っている医学者の方(海外)
の本をなんとか翻訳しました。

結果、5つあるそうです。それが

 1.創造性と型にはまらない世界観を持っている

 2.正直

 3.ユーモアのセンスが豊富

 4.論理的に問題を解決する反応が良い

 5.自分を観察し、評価しようとする意欲がものすごく高い 

です。と言っても、1、2、4は適職本とかに定番のように書いてあります。
ちなみに適職本には、プログラマーや芸術家などと書かれており
サラリーマンの僕にとっては、なんの参考にもなりませんでした。

ところが、3と5は意外に書かれていません。これは、とても貴重な意見でした。
なお、この本の著者によると、批評家や風刺漫画を書く人、レビュアー、ブロガーなどのユーモアが求められる職業が結構適職だと書いてありました。

まぁ、なかなかユーモアが聞く職業につける人っていうのも
あんまりいないと思いますが、この本で役に立ったのが
何より、実際カウンセリングに来る人の例でした。

彼彼女らは、全員苦しんでいて、ほとんどの人がアルバイトで
学歴は、高卒以上(現在大学に進学している人を含む)で
想像以上に病気だけでなく、生活でも苦しい生活をしていました。

特に、自尊心、自己肯定感は著しく低く、なおかつ
先ほど書いたように著しく自分を観察し、評価しようとするので
大体の人が、うつ病だったり、パーソナリティ障害だったりしました。

 また、アスペルガー症候群の特徴の一つとして、悩みが自分の方向に
向かいやすいことについても書かれていました。

定型発達の方は、悩みの大部分が人間関係に向かいがちです。
よくあるのが「彼女作りたい」「結婚したい」「離婚したい」「子育て」 とかです。

こう言った話は、ファミレスや喫茶店だけでなく、占いの館とかでも話せるので
多くの専門のカウンセラーがいて、症状が深刻でないうちに解決したり、軽いうちに対処できます。

ただ、母数も多いので、症状が深刻な方もかなりいることでしょう。それに対して、ASDは、68分の1です。

そのASDより狭い範囲の私のようなアスペルガー症候群が30代の時に発覚した独身男性の場合どうでしょう?

先程の本には、5年で1つの話題を解決するぐらいに深い傷を複数も負っていると表現していました。

実際そうでしょう。気軽に話せる話題でもないし、カウンセラーに相談してもわからないことだし、共感してくれる人がいないなどまず、理解されるのが難しいです。

また、孤立を深め、うつ病適応障害を何度も繰り返すのですから、症状が結構深刻なレベルになってます。

全体の68分の1と言われていますが、診断に来る人というのは、その中でもほぼ全員が深刻な悩みを抱えていると言っていいでしょう。


自分もそうでしたが、発覚があまりに遅いので

「自分はダメなやつだ」
「自分は努力しても無駄だ」
「自分は人より劣っている」
「自分は孤独だ」

と言った悩みが定型発達の人からしたら、信じられない位深刻なレベル
に思考の中に染み付いていたり、深刻なマイナス思考に至っているのです。

これがアスペルガー症候群の特徴だと思っています。
では、どうすれば、深刻な悩みを取り除けるのでしょうか?

それについては、次回、また書きます。


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